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アプネア・アカデミー・アジアアプネア・アカデミーは、1990 年から11 年間世界記録を保持し続けたウンベルト・ペリッツァ―リ(伊)が、様々なスペシャリストと共にイタリアを本拠地として発足したフリーダイビング指導組織です。現在、西ヨーロッパ、東ヨーロッパ、エジプト、アジアに支部があり、メンバーは世界各地でフリーダイビングの普及に努めています。

アプネアの技術、そして海と一体になる魅力を伝えたい。

アプネア・アカデミー・アジア(AAA)は、ウンベルトとミッションを同じくするフリーダイバー松元恵により、2010 年本格始動しました。日本の他に韓国、中国、台湾、シンガポール、インドネシア、タイ、フィリピンでのAA インストラクター活動を支援しています。またアプネア・アカデミー本校とのフランチャイズにより、豊富な知識と技術を紹介できる組織作りを実現しています。組織名となっている" アプネア" の語源には「息をこらえる」という意味があり、スポーツとしてのフリーダイビングを指す言葉としても広く使われています。

世界大会が開催されるようになった90 年代からすると、近年のフリーダイビング人口は飛躍的に伸び、認知度も高まりました。競技人口の増加はヨーロッパに止まらず、日本、韓国、シンガポール、台湾などアジア全域に広がりつつあります。しかし、個人選手の活躍が目覚ましくなる一方で、指導にまわる人材が不足しているのが現状です。

AAA は、アプネア・アカデミー・インターナショナルとのネットワークを活かし、優れたアプネアダイバーとアプネアインストラクターの育成を目的としています。精神と肉体両面のリラクゼーション、アプネア用フィジカルトレーニング、呼吸法等、アプネア・アカデミーだけがもっている独自のノウハウにより、ハイレベルな指導のできるインストラクターが揃っています。

アプネア・アカデミーの講習の目的は、安全に配慮できる良識のあるフリーダイバーを育成することです。 そして各インストラクターが、ビギナー、経験者、アスリート、様々なレベルに対応した最新の知識、技術を伝えるカリキュラムを提供できるよう、常に情報収集、研究、検証を行っています。
水着1枚で参加できる体験コースや、水中リラクゼーションプログラム。
本格的なフリーダイビング、選手育成、指導者育成など。
海を安全に、ベストコンディションで楽しむためのノウハウを、生徒一人ひとりのニーズに合わせてご提供します。

松元 恵 Megumi Matsumoto
Apnea Academy Asia 主宰

11 月30 日鹿児島に生まれる。
20 歳の頃、本格的に海に入る。素潜りの魅力に強く引かれ、海を生業にしたいと模索を始める。
1982 年NAUI スクーバインストラクター取得。TV、映画の水中スタントや水中バレエの経験を経て1989 年、フリーダイビングの神様といわれる故ジャック・マイヨール氏と出逢い、トレーニングパートナーとして親交を深め、フリーダイビングに目覚める。

1992 年、東京小金井にて「ダイビングスクールBIGBLUE」 オープン。スキンダイビング指導に力を注ぐ。
1998 年、仲間と共に「Japan・Apnea・Society」発足。同年6月イタリア・サルデニアで開催された「第2回ワールド・チャンピオンシップ」に日本チーム初出場、この時初めてウンベルトと出逢う。
以来、数々の世界大会に出場、日本(アジア)記録を更新して来た。
1999 年、2000年、イタリア・サルデニアApneaAcademy 短期留学。
2001 年、日本初のApneaAcademy インストラクターとして活動開始。
2010 年「APNEA・ACADMY・ASIA」設立。
2008 年「WC エジプト」女子チーム銅メダル。
2010 年「WC 沖縄」女子チーム、金メダル。
日本に於けるフリーダイビングのパイオニアとして啓蒙や選手育成に携わる傍ら、自らも選手としての可能性を探る。

・・・松元恵からのメッセージ・・・

私は海と深くかかわる人生で2人の偉大な師と巡り会い、深い交流ができたことを心から幸せに思います。ジャック・マイヨール、そしてウンベルト・ペリッツアーリ。
海を競技としてだけではなく、心と身体で感じ、人間としての忘れられた本質を思い出し、その感動を多くの人に伝えようとした海の伝道師。その意思を継いで多くの人に伝えることが自分の使命だと感じています。
フリーダイビング=アプネアは、ともすると海に親しむことの少ない人々にとっては、ハードルが高く感じるかもしれません。けれど、このページを読んでいるあなたはもう、そのドアを開いたに等しいのです。一歩、踏み出せばそこには素晴らしい体験が待っています。
海は私たちの祖先を、命そのものを生み出した大いなる地球の母そのものです。
私たちは今、未来の地球のためにも海に戻り、知性では感じることの出来ない真実を思い出す必要があるのかもしれません。

ここに私たちの師、ジャック・マイヨールの言葉を送ります。

私たちはまず、海に浮かぶこと・・そしてスノーケリングから学ぶべきだ。
息を止めて、海洋哺乳類の原点に還って海の世界に入らなければわからない、大切な意味がそこにはある。—中略— 

私は海を、自分自身を満たす存在で、自分自身もその投影に過ぎない海に似た要素だと思っている。私は海に自分の本質を見いだす。個としての私ではなく、大きな全体の中の微小なかけらとしての私。宇宙の一部である存在。
海中に漂いながら、完全に身をまかすことを覚えればよいのだ。全ての筋肉を弛緩させ、身をまかせ、溶け込む。そして意識を地球の意識に同化させる。
最初は難しく感じるかもしれないが、繰り返し集中すればいつかそこに到達することができるだろう。

 

ウンベルト・ペリッツァーリ Umberto Pelizzari
Apnea Academy 創始者

1965年8月28日生まれ。イタリア人。
5歳の時、心臓吹音の治療で水泳を習い始めたのが水に親しんだキッカケとなった。幼少の頃から息を止める遊びが好きで、先生に怒られたという。
1988年にスタティックでの世界記録で、アプネア競技に公式デビューしたのは23歳。
1991年には、コンスタント、ウァリアブル、アブソリュート、の3種目の世界記録を同時に樹立。11年もの間、世界記録を保持し続けた。
1990年、憧れのフリーダイバーの神様、ジャック・マイヨールとの出逢いで、計り知れない影響を受けたのはいうまでもない。
ジャック・マイヨールとエンゾ・マイオルカの次の世代のアプネア界のスーパーヒーローとして、
キューバのピピン・フェラーレスと共に世界記録を更新し続け「世界一深く潜る男」という称号を得た。
1996年、様々なスペシャリストと共にApneaAcademy設立。本部をイタリアに置く。
2002年、選手現役を引退した今も、更に進化したパフォーマンスを維持しながら、メディアやApneaAcadmyを通じて、質の高いインストラクターの育成と共に、世界中の人々にフリーダイビングの素晴らしさと安全を、普及・啓蒙する活動を積極的に行っている。

・・・ウンベルトからのメッセージ・・・

海の底に何が見えるのか?と人々は僕に尋ねる。 
アプネアは、何かを眺めるためではなく、自身の内面を見つめることだ。 
深海に包まれると、そこには僕のみが存在し、僕の中に人間としての本質のようなものが流れ込んでくる。僕自身の人間性が本来のリミットを超え、海に溶け込み、浄化し、そして再び見えてくる。 
それは、人間の能力を超えた神秘的とも言える体験だ。 
潜ることは海と世界とひとつになること。そこで初めて、本当の自分に出逢うように思う。

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